講師プロフィール

田中 真一(たなかしんいち)

認定NPO法人エバーラスティング・ネイチャー事務長

1970年茨城県生まれ。
認定NPO法人エバーラスティング・ネイチャー(ELNA)にて事務長として運営管理業務を担当するほか、千葉県館山市の出張所を拠点にウミガメの死亡漂着や漁業混獲の調査を行っています。
ウミガメとの出会いは、大学時代に当時、財団法人東京都海洋環境保全協会が運営する小笠原海洋センターのボランティアに参加したことに始まります。

小笠原のウミガメ食文化に触れたこと、また、大学卒業後に青年海外協力隊として活動したパナマ共和国では、日常的にウミガメの肉や卵を食べていたことから、ウミガメに対しては保護動物というより食用動物という概念が強かったですが、実際にウミガメが激減している現実を目の当たりにすると、ウミガメと人間のあり方を考えるようになりました。
パナマでの活動後は、水産物商社にて約3年間、水産物の輸入にたずさわっておりましたが、自分たちにできることを模索した結果、1999年にELNAを数名の理事とともに設立し、実際にフィールドでのアクションを開始しました。
ELNAが最も重要視するフィールドワークを支えるべく、日々、奔走しています。

石井 雅章(いしいまさあき)

神田外語大学准教授

 1972年東京生まれ。千葉大学大学院社会文化科学研究科都市研究専攻卒業。博士(学術)。
 専門は環境社会学で、主な研究テーマは「企業による環境問題への取り組み」「SDGsと自治体総合計画の接合」。主な著書・論文に『環境事典』(旬報社、「企業と環境」分野の100語担当)、「地域に分け入る、休耕地活用プロジェクト」『環境会議』(2017年秋号)など。
2006年城西大学現代政策学部専任講師、2010年同准教授、2014年神田外語大学准教授、2017年4月より同大学言語メディア教育研究センター(LMLRC)センター長。
城西大学在職中の2008年から、大学周辺の休耕地を地域資源として活用するしくみづくりを目的とした「休耕地活用プロジェクト」に取り組み、経済産業省「社会人基礎力を育成する授業30選」(2014年3月)に採択。
鶴ヶ島市まち・ひと・しごと創生推進審議会会長、鶴ヶ島市まちづくり審議会会長、日本アクティブ・ラーニング学会理事。

湘南学園小学校教諭チーム 代表 木村陽一郎(きむらよういちろう)

1959年鳩ヶ谷市(現川口市)生まれ

学校法人湘南学園小学校教諭

横浜、町田で10代を過ごす。折しもサーフィンブームだったが、おしゃれなマリンスポーツにはまったく興味なく、泥臭くもっぱら丹沢を中心とした山歩きに没頭。湘南はドライブコースに過ぎなかった。

自由な教育を求めて、就職先を私立小学校に求め、大学卒業後現職に就く。数年後住まいも湘南に。
就職以来、自分の中の教育方針に紆余曲折はあったが、子どもの疑問、目線を大事にした教育実践をこころがける。
20年ほど前から、海に近い学校のメリットを活かした活動をしようという海好きの同僚と、海に関する教育活動に力を入れる。この活動は、在籍児童、保護者のニーズともマッチし、それぞれのアクティビティは、学校の定番となる。地元のNPO法人、水族館などの皆様の協力を得て、多彩な展開を広げることができている。

算数、国語、社会科などの教科教育の研究のほか、子ども博物館の研究、調べ学習の研究、教育史の研究会にも参加。

塩田昌弘(しおたまさひろ)

国土交通 港湾局 産業港湾課 クルーズ振興室長

1969年兵庫県生まれ。

1993年に運輸省に入省し、現在は14ポスト目となりますが、港湾局産業港湾課でクルーズ振興と官民連携推進を担当しています。クルーズ振興については、訪日外国人増加という目標に向け、船会社と連携したターミナルビルや岸壁の整備、多言語サービスの提供や無料Wi-Fi設置など外国人旅行者の不便解消、旅客の満足度向上に向けた観光プログラムの上質化などに取り組んでいます。

2007年4月には、現場の最前線である、中部地方整備局の三河港湾事務所(愛知県豊橋市)に赴任しました。愛知県は製造業のイメージが強いですが、アサリやシャコの漁獲高は日本一であるなど水産業も盛んです。その源泉は三河湾の干潟とのお話を伺い、人工干潟の造成などの取り組みを進めました。

また、漁業関係者とのおつきあいが深まる中、水産への関心も高まり、自ら魚を捌くようになるとともに、2014年には日本さかな検定(2級)を取得しました。